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理事長 徒然日記

すべての子どもに笑顔を。

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お蔭様で10周年・理事長インタビュー

2019-08-19
10周年を迎えて。
 
(N:インタビュアー、Y:理事長)

N:こんにちは。インタビュアーの野村です。
Y:今回、よろしくお願いします。
 
N:創立10周年という事で、おめでとうございます。
Y:ありがとうございます。
 
N:振り返って、いかがですか?
Y:人生勉強になる事ばかりでした。窮地に立たされた時もあり、
その度に助けてくれる方がいて、本当に感謝しています。
 
N:そもそも、太陽の村を立ち上げたきっかけは何だったんですか?
Y:発達特性と健常の狭間でいる、いわゆるグレーゾーンと
呼ばれる診断のつかない子ども達への支援の必要性、
それから発達特性の理解をされないまま、支援を
受けている子ども達の居場所作りをしたいと思ったからです。前の創立者が。
N:理事長は、その当時、どのような関わり方だったのでしょうか。
Y:私は別の会社でフルタイムで働いていたので、
太陽の村は、パンフレットをパソコンで作ったり、タック活動の
お手伝いをしたりしていました。
N:野外での活動に興味があったんですか?
Y:子どもの頃から外遊びは好きでした。
地元の行政が主催のジュニアリーダークラブに泊まりがけで参加して
自然体験はしていました。フィールドより海や川でカヌーとかの遊びが好きなのですが、
タックで釣りに行くくらいだと言われました。
N:タックで、海に行く企画は写真を見る限り、無さそうですね。
Y:はい。

N:それが、今は理事長になられている訳ですが、
前の会社を辞めて、太陽に入る経緯を聞いても良いですか?
Y:会社は町田でしたが本社での勤務の異動命令が出て、
JR淵野辺駅からJR大崎駅まで通勤する事になり、職場のストレスも強かった事から
もういいかな、と思いました。今考えれば、大崎駅の近くに引っ越しても良かったんですけどね。
N:大崎って、品川の方ですよね。横浜経由ですかね。
Y:そうです。朝7時24分発の電車に乗って横浜駅まで行き、湘南新宿ラインに乗り換えるんです。
帰りは夜の23時近くとかで、栄転したし稼ぎはいいけど何の為に
生きてるのか自問自答していました。夕食は基本、会社で食べていました。
19時か、さぁ、もうひと頑張りしよ、みたいな。
N:住まいが近ければ、まだその時間は有りですけどね…。
Y:最終的に有給休暇もかなり残っていましたが、
退社日から後は使えないのに、ボランティアで
出社してくれないかと課長に言われたので、お断りのメールを部長をCcに入れて送りました。
交通費も自腹ですからね。
N:辞めてからは、すぐに太陽で働いていたのですか?
はい。事務局長という肩書きでした。出資もしていました。
N:立ち上げの時期ですから、実績がなく資金もそんなに借りられないのでしょうか。
Y:まともな借り入れはゼロ円でした。
相模原市と協働事業を行うと言ってスタートしていましたが、年間で235万円の予算なんです。
職員一人の年間の給与に充てたとしたら、何も残りません。
放課後クラブは1カ月15,500円で設定していました。
50人でも来てくれれば良いですが、最初は5人とかそのくらいで、やれ送迎車両がいる、やれ職員が必要と
自己資金を投下し続け、数百万円を出しました。
N:それって、立ち上げの時に予め当時の理事長が用意するものなんじゃないですか?
Y:普通はそうですね。前の会社で経営や経理の仕事をしていた訳ではなかったので、その場で発言すべき
情報が分かっていませんでした。妊娠・出産もしていたので、前の会社に戻る訳にもいかず、毎日、精神的に
不安定な日々を送っていて、ある日、わらべ歌の先生の指導の日に、先生の歌声に癒されたのか
涙が出て来たので職員室に戻って、号泣した事も有りました。
N:お金は経営について回りますからね。
Y:はい。勉強が足りてないと、エライ目に遭います。
協働事業は3年契約なので、途中でやめる訳にいかなかったので
赤字垂れ流しのまま続けていましたが、ちょうど放課後等デイサービスの制度が始まります。
N:新しい制度ですね。
Y:はい。家賃が滞りそうだったり、危険な経済状況でしたが、
祖母が亡くなり、私の為に積み立ててくれていたまとまったお金が手に入ります。またもや
放デイの立ち上げ資金に充てました。立ち上げの書類作成も初めての事で、15種類ほどの
書類に加えて、法定通りの職員配置が必要で、それなりの雇用が発生しました。
 
N:初めての子育ての時期に大変でしたね。
Y:するすると消えて行く自己資金。楽しいはずの赤ちゃんと過ごす時期に
体調を崩し、発熱しがちの中でワンオペ育児でした。
一度だけ、寝たいのに何度も上にかぶさってくる赤ちゃんの顔をはたいてしまった事があります。
その時に、赤ちゃんのほっぺの形に手のひらが丸く
なったんです。何て事をしたんだろうと呆然としました。
N:行政というか、保健師さんなどに相談はされてなかったですか?
Y:行政に助けを求める手段を知らずにいました。
情報を知らないって怖いですね。
今、育児で困っているお母さんの手助けになりたいと太陽のビジネスLINEを始めました。
相模原市近辺に住んでないと太陽の村の支援を受けられないので。
 
N:不登校もそうですが、親御さんが相談したり、何かを読んでそれが光になるって重要ですね。
不登校といえば、太陽ではフリースクールも運営していますね。
Y:はい。現在、場所としては4事業所ありますごいが、フリースクールと
高校生部門を別に考えると6事業所を運営している感覚です。
N:確かに、別の事業スケールが有りますね。
Y:通信制高校と連携もしていますので、そこはフリースクールとは全く別物で、
フリースクールも、受給者証が無くても通えるので、放課後等デイサービスとは全く別の事業態になります。
一時期、赤字部門なので休止していた時期がありますが、2017年から再開して現在に至ります。
 
N:どうして再開しようと思ったのでしょうか。
Y:やはり、目の前に行き場が無い子どもがいるからです。
少子化で子どもが減っているはずなのに不登校の児童数は増えています。私は数は増えていても
良いと思うんですね。その選択が出来ているので。
 
N:相模原市には、フリースクールは幾つあるんですか?
Y:うちを入れて4箇所です。月に一度、定例会があって、他のフリースクールの代表の方々に会っています。
 
N:今までフリースクールを運営して来て、印象的な事は有りますか?
Y:色々ありますが、卒業式での卒業生のスピーチは印象的ですね。
来た当初から随分と成長して、感慨深いです。
N:涙なくしては、といった感じですね。
Y:職員は全員泣いてます、笑
N:卒業生が遊びに来てくれるんですね。
Y:いきなり来る事も有りますが、今でもボランティアでクリスマスパーティーの
椅子やテーブルを並べるのを手伝ってくれたり、本当に嬉しいです。
 
N:卒業というと、太陽の支援を受けられる年齢は何歳までですか?
Y:基本、18歳で必要があって認められると二十歳です。
N:19歳で送り出す不安のようなものは…
Y:多分に有ります。就労支援の事業所が沢山出来ていますが、果たして適応していけるのか、とか。
申し送りと、アフターフォローで新旧の担当者が顔を合わせて情報共有出来ているとまだ安心です。
 
N:どんどん子ども達は成長して行きますが、太陽の村で就労支援を行う予定は有るのですか?
Y:いい質問ですね、笑
N:やらないといけないと思っています。展開するにはまた条件を満たした人員配置が必要なので、
色々と準備が必要です。あとは、何を就労のネタにするか、太陽らしさを出したいと思っています。
 
N:今後のビジョンとしては、いかがですか。
Y:石釜を作りつつ、ITを取り入れた事業所にしたいです。
ITは二つの側面を考えていて、児童・生徒が学ぶ事と、職員の仕事の効率化です。
N:石釜というと…
Y:自然体験教室で、河原で石を組み合わせてその場でかまどを作って、火おこしをします。
N:火おこしは料理をしたりもするんですか?
Y:野外調理と呼んでいますが、飯盒でご飯を炊いたり。
N:サバイバル教室みたいですね。
Y:実際、そうですね。チャッカマンでなくマッチを使います。
N:それは、なぜですか?
Y:思い通りにならないから、笑
Y:風で消えたりとか。せっかく火がついたのに吹き消されて、
もう一本、また消された!どうすればいいんだ?って考える訳ですよ。私はこのマッチで火をつけようと
している子ども達を見ている瞬間が楽しいです。段々と工夫したり職員が見本を見せたりして
改善されていくんですね。見ている子ども達が、次やる!ってヤル気スイッチオンになってすごい集中力です。
 
N:その自然体験と対極にある、パソコンの授業ですが、
支援中にパソコンに触るという事ですか?
Y:現実的には、室内の時間が設定されているフリースクールと高校生の授業で行うと思います。
放課後部門でも要望が有ると思うので、土曜日にプログラミング教室を開く事も考えています。
N:石釜という、原始的な取り組みからプログラミングもやりますという事業所は、なかなか無いんじゃないでしょうか。
Y:そうですね。どちらも重要な柱になると捉えています。
 
N:法改正や人員配置のご苦労を聞くと、大変だとは思いますが、これからも是非続けていって頂きたいと個人的にも思いました。
Y:ありがとうございます。

ロングインタビュー 2019年8月

将来、

2019-06-19
 経済産業省の平成28年6月発表の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査」によれば、
IT需要が今後拡大する一方で、日本の労働人口の減少が見込まれ、2030年には最大で約79万人の人材不足に拡大する可能性があるとされています。
 
 画像を某グループが運営する通信大学の広告から拝借しましたが、左半分がテクノロジーのカテゴリになっています。
 
 将来、食いっぱぐれが少ない分野にオレンジの線を引きました。右半分は、緑の線を引いた分野が有望かと。ただ、これは起業した場合なので、やはり左半分の仕事が魅力です。
 
© 太陽の村
 
 

高校生が大活躍

2019-05-31
 
最近、立て続けに高校生がスポットライトを浴びるニュースを見て、嬉しくなり、
元気を貰いました。沖縄大活躍ですね。頼もしいです。
 
①空港で @沖縄県立沖縄工業高校
与那国に行こうとしていて、那覇空港に向かう途中で
財布を紛失。6万円もの大金を貸してくれた医師と再会。
 
②火災から少女を助けた @沖縄県立那覇高校
連休で遊びに来ていた沖縄の高校生が火災現場に雨どいを
つたって入り、取り残された少女を救出。
 
③未熟児 福井県立藤島高校@石垣島
全国高校生読書体験記コンクール 文部科学大臣賞を受賞した高校生。
出生時は903グラムの低体重児でした。ルーツの石垣島を旅して。
 
④連携プレー@埼玉県立庄和高校
仲良し4人組が踏切内で立ち往生する高齢者を救出。
一人はすぐに非常ボタンを押した為、電車は手前で停まった。
 
⑤踏切から少女を救出@明石市立明石商業高校
一度すれ違った少女の様子が変だと気付き、踏切にとどまっていたところを救出。
 

文部科学省「障害者活躍推進プラン」

2019-05-09
文部科学省が「障害者活躍推進プラン」全6つを公表しました。
近年、よく耳にする「連携」がうたわれています。
 
6つのプランのうちの②番
②発達障害等のある子供たちの学びを支える(〜共生に向けた「学び」の質の向上プラン〜)
 
・通級における指導方法のガイドの作成
・「家庭・教育・福祉の連携」の確実な推進
・教師の特別支援教育に関する専門性を高めるための仕組みの検討
 発達障害等のある子供達の指導については、学校以外にも、療育機関や放課後等デイサービス等でも取り組まれており、指導方法に関する一定の知見を有している。こうした指導法に関する知見を集約・整理し、特別支援教育に携わる教師に還元することにより、児童生徒が質の高い教育を受けられる機会を保障し、通級の質の向上とともに、通級での指導方策を通常の学級での指導に活かすことが求められる。 これらにより、障害の有無にかかわらず、学校全体で一人一人のよさを見つけ、それを伸ばしていく環境をつくっていく。
 
(出典:文科省HP)

春キャンプ、無事終了◎

2019-04-30
 「喜怒哀楽」が如実に出る野外活動。宿泊を伴うキャンプともなれば、お友達とケンカしたり、ワクワクしたり、感情の振れ幅が多く出ます。
 
 今回、初めての場所に宿泊しました。市内より気温が低く、肌寒く感じる雨上がりの新緑の中、一日目が始まりました。
 
 「えー、いきなり?」との声も上がりましたが、3班が連なって登山をしました。天狗が見守るキャンプ場という設定で、天狗のうちわを探しに行きました。
 
 食材ゲットゲームで走り回って、夕食の準備に取り掛かりました。一日中、テントの中で寝る以外は外で過ごした子ども達。おうちの人と離れて過ごした夜は、どんな会話をお友達としたのかな。
 
 少し成長して、帰路についたと思います。
 
 相手の気持ちを想像するのは「感性」です。「感性」は五感に訴える活動で伸びます。普段の支援では、宿泊を伴ったり長時間の野外滞在が不可能ですが、少しでも感性に訴える活動が出来るよう、太陽の村では外での支援を取り入れています。
 
©太陽の村
特定非営利活動法人 太陽の村
〒252-0239(本部)
神奈川県相模原市中央区
中央2丁目7番9 中央歯科3F
TEL.042-707-0160
FAX.042-707-1641
◆事業内容
1.フリースクール
2.放課後クラブ
3.自然体験教室
4.通信制高校 教育連携校
5.サンサン・カフェ(茶話会)
 
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